サブステージがあるとすると。
「え?」
聞きなれない言葉に聞き返す筆者。
(どうも、初めましての方方。女A、女Bの動向をかんし観察して日々つづらせて頂いておりますこのサイトの筆者です。主に彼女らは東方神起への狂愛の日々を送っております)
女Aは続ける。
「その前のプレミアム……
チャンミンがボックスに入って来た時はこんな近さよ!
ユノがソロで、その間にボックスをス―ッと通路を通る……くくく……
チャンミンがそっから出て来るの。客席と客席の間の通路、歩いてね」
「なるほど」
つまりメインのステージではなく、『サブステージ』とはそのままだが、客席に長細く伸びているステージの事かな??
「横の人は―」
「……」
ぎやああああああよ!
女Aは実際にそう叫んでみせ、頭を振り、心を何かでかき乱されているようだった。
「あぁ、それで―」
「ははぁ、あれにチャンミンが入ってるんや!て思った」
女Aは筆者の言葉を遮る。
「あ、あれ(ボックス)に入って行っとるんやなーって。
まぁこればっかりはさ。
『ワケワカランようなプレミアムの席』よりスタンドの良い席」
ってもんよ、と言う顔の女A。
?
『ワケワカランようなプレミアムの席』???
「スーパープレミアムが当たらない。
スタンドの人がすぐいるわけよ」
「スーパープレミアムじゃないとダメな席になるってこと?」
「うん……あっちの方がいいじゃん!て。うちらこうやって―」
言いながら、女Aは頭を必死に動かす。
「―こうやって見るのよ」
そうじゃなきゃ二人が遠いらしい。
「なんのためのプレミアム?って感じ。たkっかーいお金払って。ねー!
真ん中の席が一番かわいそう。
何にも近くない」
……ごく。
つまり、プレミアム席だと手放しに喜べない。スタンド席と変わらないくらい悪い席が存在するらしい。
プレミアム席の区画の真ん中席は、さらに悪く、プレミアム席に近いスタンドの方が、むしろ良いらしい。
と、いうことだろう。
「……それでも、何か一個秀でて良い条件があればいいけど。バックステージ近いとか。
真ん中の人が喜ぶような事をした方がいいと思うのよ」
なるほど。
「しかもドームでしょ!上の人たち(上の階の人達)には色々やってるじゃん。
アリーナ席じゃ、いいじゃーん、てゆってるけど、あれはプレミアム席とは違う。お金が。だから文句はそこまで」
そこまで文句は出ないというわけだ。
つまりプレミアム席とは名ばかりな席が当たれば、お金は高くつくわ条件が悪いわで最悪。
一方、アリーナ席はお金がプレミアムより安く、上の階が可哀そうだからと東方神起が目をくれるチャンスが度々起こる、良い条件が付いてくる。
「「あぁ、きたーっ」て……やっと来たと思ったら、スタンド席が遠いやろーってちゃんと観てくれん。スタンドで一番前やったやん。あそこの人たちにこうやって……」
これは、プレミアム席にいた女Aの目の前を通ってくれたにも関わらず、チャンミンがスタンド席の方を観ていたという出来事である。遠いからと彼はスタンド席に気を遣ったのだ。
う~ん。むず!
「なんかやりよったわけよ。
くそー!!
くやしい!くやしいですっっ」
「……」
筆者、言葉を失う。
なんとも言えん出来事だからだ。
それでもなるほど、とメモをしていると、
「うちらの何かそういうのを書きよんやろ。
そうやって笑ってんだろ。笑えばいいさ……あ、鼻(鼻水)が出た」
泣いてるの?!
「泣いちゃいないけど。
何が悪い。鼻水が出た。それだけのことよ」
ごくり……
「アリーナえらーいもー」
アリーナはきつい、という意味。
「こうなったら舞妓のぽっくり履いてこっか」
と女A.
「文句いわれるよ」
と女B.
「背が別に低くないのに、こーんな厚底履いてる人おったよ!
めっちゃ背の高い人はしょうがないけどさ。
スタンドなのに。目の前がこんな人とか」
こんな人、こんな人、と、身振り手振りは全部同じなのだが、思い出の用人は違う人物らしい。
「だからってこの人も屈むわけにはいかんしね。
でもわざわざ立たんでも観れるんじゃない?って人おるよ」
ふぅ。
ここで筆者はペンを置く。
前回もそうであるが、難しい問題である。
どうすればいいのだろうか。
これは会場の設計を変えるしか……誰に文句を言えばいいのだろうか。運営スタッフ?イベントスタッフ?それとも会場の建物を管理している会社だろうか、オーナーだろうか。
全く、こんなに難しい問題だからこそ、今まで放置されて来たんだと思う。
我慢してもらっていたんだと思う。
歯がゆいなぁ。
それではまた次回。お楽しみに。
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