一.
「コンサート中のトイレが困る」
女A。
「ここで行ったら負けだ、て気持ちがあって」
これは「コンサート中一番困ることはなんですか」という質問をぶつけた答えである。
「結局、我慢したら最後までいける(我慢し通せる)」
ということらしい。
いや「いける」って何だよ。トイレ行きたいなら行けばいいじゃん、健康に悪いよ……と思うかもしれないが、筆者も人生で初のコンサート、セリーヌ・ディオンを観た時、途中トイレに行った事が今でも悔やまれて悔やまれてしょうがない。失敗はなぜかずっと覚えているものだ。
「あぁ行こうかな、って気持ちがあればすごいスピードでみんな行ける。終わったら皆も(トイレに)バーって行ってるし」
そう会話をつなげたのは女Bである。考えることは同じらしい。
「ほんで、ホテルに戻って、一直線に行くのかって言われたら行かないわけよ」
「ふーん?」
「部屋に戻ってハア~って落ち着いて、初めてトイレに。あ、行こって」
「……?」
それはなぜ?
女Bはこちらの気持ちを汲んだかのように、
「気持ちさえも必死になれば忘れるって事」
と一言で締めた。
今日の名言。
東方神起のためならトイレも我慢できる。
意外とすごい事かもしれない。
二.
隣りの人との相性。
「隣りが(歌の最中)あははは!とか言ったりはなーんか」
なーんか嫌、てことね。
これは初心者によくある話である。
ファンは聞き逃したくないから要所要所に掛け声を入れるが、あとは食い入るように見る。双眼鏡でのぞいたり、あとはペンラ(ペンライト)を一心不乱に振る。
そして今回は。
「後ろの人とか、ベラベラ喋ってたのが」
そこまで全く楽しめないくらい迷惑かけられたわけではないが、チョイチョイ気にはなったらしい。
「『あこれはこうなのね』とか喋られると。意外と(そういう私語が)二日目多かった。前の前はペンライトも持ってなかった」
つまり初心者である。
これはペンラを持っていないのは、筆者もBIGBANの時がそうで、非常に申し訳ない。
「右は団扇持ってたけど、歌の最中あおいだり、ユノやチャンミンが『○○ですかー』って言っても何にも反応せん」
ヒートアップしてきた。ドキドキ。
「かと言って」
女Aは少し落ち着いた様子で話す。
「最初すごい大人しかったけど、急に豹変する人もいる」
「そうそう!」
女Bすっごい共感。
「チャミナー!とかユノー!とか。掛け声もちゃんと出てる」
これはファンにとって嬉しいことみたいだ。
それにしても、「初心者が二日目多かった」とは奇妙な話である。それでも新たなファンがつくことは、かなり喜ばしいことらしい。
「どんどん広がってるって事よね」
「すっごい」
三 .
荷物のまとめ方。
「?荷物?」
筆者は首を傾げて聞くと、
「イスの周りの、どこに自分の荷物を置くか」
と言う。
「座った時は前に置く。でも、立ってる時は、足元が邪魔やから椅子の下にサッと置くけどね……下だから汚れるから、ビニール袋とかチラシ置くの。それは後で捨てるなり裏返しにして、またごみ箱にして使うなり」
なるほろ~。
工夫がすごい。
四.
グッズ並び。
グッズ並びは筆者はこれまで、何度も「朝に2時間並んだ」などを聞いたことがある。
最長何時間か、今度聞いてみることとしよう。
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